あの4億円脱税主婦でFX取引の女王と呼ばれたトレーダーの池辺雪子(いけべゆきこ)さんは、FX取引で得た利益が3年間で約4億円あったと言われています。

池辺さんは、1億3千万円ほどの脱税容疑で執行猶予付きの実刑判決を受けました。

執行猶予が付いたので服役はされていませんが、このときのFXトレードの経験を活かして、今では多方面で活躍されているようです。

各地で開催されているセミナーでは、FXトレードのテクニックや、自らの経験を踏まえ、納税の大切さについてもお話されているそうです。

着物トレーダー池辺雪子の脱税事件とは

池辺雪子さんとは、2007年春に脱税容疑で逮捕、起訴され、同年の夏に執行猶予刑を受けたことで、一躍有名になった東京都世田谷区在住の女性です。

逮捕時は60歳でしたから、今は71歳くらいでしょうか。

FXで荒稼ぎし、その後、脱税の容疑で逮捕されました。

平成15年~17年の3年間で、約4億700万円の所得を隠し、約1億4000万円を脱税した容疑です。

懲役1年6ヶ月、罰金4200万円を求刑されましたが、最終的には、懲役1年6ヶ月、執行猶予3年、罰金3400万円の有罪判決を受けました。

先物やFXで得た利益を家族名義の口座に入金させて、脱税していたそうです。

関係者の話では、池辺さんは自分と夫の名義で口座を開設し、複数の先物取引会社で商品先物取引や外国為替証拠金取引(FX)を行い、主に外国為替証拠金取引による所得を隠していたようです。

数年前に親から財産を相続し、数千万円の運用資金があったようです。

親は千葉県内の開業医でした。

東京国税局は、商品先物取引による所得はほとんど申告していたにもかかわらず、外国為替証拠金取引の所得は全く申告していなかったことなどで、脱税の意図があったと認定しました。

夫名義の口座で取引したことについても、不正行為にあたると判断しました。

一般市民の脱税額にしては高額ですが、さらに世間を驚かせたのは、脱税した額に対する所得税や住民税、重加算税、罰金3400万円など、総額5億円という金額を、キャッシュで一括払いして、完済したことです。

4億稼いだ池辺雪子のトレード手法とは

FXトレードの4億円脱税主婦として有名になった池辺雪子さんは、数々の投資セミナーを行うなど、様々な活動で多くのFXトレーダーから支持されています。

もともと投資の知識が浅く、普通の主婦だった池辺さんが、なぜ億万長者になれたのでしょうか。

池辺さんは、資産を8億円まで増やして、 2007年の春に4億円を脱税したとして逮捕、起訴され、 4億円脱税主婦として、個人投資家や世間一般にもその名が知られるようになりました。

現在は投資を続けながら、自身の体験を綴った書籍を出版したり、FX関連のセミナーを行うなど、積極的に活動しています。

自ら普通の主婦だったと話す池辺さんがなぜ、 8億円もの資産をFXで稼ぐことができたのか、調べてみました。

池辺さんは、自身のトレード手法について、「私の取引スタイルは、気をてらったものではありません」と話しています。

リスクを抑え、バランスよく分散投資するタイプのようです。

儲けた資金を次のトレードに全てつぎ込む投資家もいますが、池辺さんはそんな危険なトレードはできなかったそうです。

実際に8億円を稼いでいたときでも、資金の半分以上は貯金に回していました。

集中投資でハイリスクハイリターンの勝負をすることなく、 8億円という金額を稼ぎ出しました。

池辺さんは、 FXトレードでは、特に豪ドルを取引するのが好きだそうです。

投資を論理的に行う一方で、投資家と商品との相性が存在すると考え、相性の良い物を中心にトレードしているそうです。

池辺さんは、以前、「商品先物を行っていたときには、アラビカコーヒーという銘柄では負けたことがなく、 FXでは、豪ドルとの相性が良く、かなり稼いでいた」と言っています。

もちろん相性だけで、豪ドルのトレードをしていたわけではありません。

オーストラリアは食料自給率が高く、農産物輸出国としても有名です。

鎖国をしても自給自足でき、金融危機で通貨が暴落したアイスランドなどと比較しても、通貨としての安定感があり、高金利通貨であるため、長期投資にも向いている、と判断しています。

ファンダメンタルを重視して、根拠なしに投資をしないのが池辺さんのトレード手法です。

短期トレードにはポンドが向いていて、長期トレードには豪ドルだけでなく、トルコリラ、南アフリカランドにも分散投資をしているといいます。

池辺さんは、分散トレードをFXだけでなく、すべてのトレードで行っています。

そして、トレードの期間を3つに分けて行なっています。

1つ目は、1日以内で売買を完結させるデイトレード、 2つ目は、 1~2週間のスイングトレード、そして3つ目は、半年から1年くらい保有する長期トレードです。

ただし、どの機関のトレードでも、各通貨のチャートやテクニカル指標などを見て売買ポイントを判断するテクニカル分析は必要だそうです。

例えば、長期トレードの場合は、スワップ金利を狙っているので、高金利通貨を長期保有しますが、通貨を購入するタイミング次第では損失が拡大するので、テクニカル分析をした上で、通貨が下がったところを狙います。

おわりに

池辺雪子さんは2003~2005年の3年間で4億円を稼ぎ、その間に納税をしていなかったため、脱税容疑で告発されましたが、本人はFXは2000年ごろから始め、稼いだ金額は8億円と言っています。

これがもし本当なら凄いことですね。

とはいえ、それ以降、 FXで普通の主婦が億万長者になったというようなニュースは、ほとんど聞いたことがありません。

最大の理由は、金融庁によるレバレッジ規制かもしれません。

レバレッジ規制のために、 FXで大儲けするのは難しくなったと思います。

これが、何の知識も経験もない素人トレーダーのビギナーズラックがなくなった最大の理由です。

レバレッジ規制によって、 FXはハイリスクハイリターンな金融商品ではなくなったので、池上さんのような一攫千金は難しくなったと言えます。