運動会の時期は秋が多い

秋の運動会は9~10月にかけて行われます。

以前は、運動会は北海道のような比較的気温が低めの1部の地域を除き、ほとんどの学校で秋に行われていました。

秋に運動会が多かったのは、昔の日本は多くの人が農業に従事していたため、田植えや種まきが行われる春よりも農作物を収穫した後の10月頃に運動会を行う学校が多かったからと言われています。

ところが現在の運動会は秋から春に時期が変わってきています。東京では約9割の学校が運動会の開催時期を秋から春に変更しているそうです。

それにはいくつかの理由があります。

運動会の時期を春(5月)に移行するメリット

熱中症対策

秋の運動会は9~10月にかけて行われます。この時期は残暑が影響します。

ここ数年では9月に夏のような残暑が続くことが多くなっており、体育等の行事で熱中症患者が続出しています。

しかも運動会はある程度練習が必要なので、厳しい暑さの中で練習することになってしまいます。

5月であれば残暑がないので練習中の熱中症防ぐことができます。

行事の分散

現在では週6日の授業から週5日の事業制度になっているので、授業時間が足りなくなっています。

さらに秋には文化祭や合唱コンクール、修学旅行、宿泊研修、社会科研修などが重なり忙しく、運動会を5月にすることで行事が分散できます。

これにより生徒の負担を軽くすることができます。

受験の時期

秋は受験生にとっては追い込みの時期に入っています。

10月に運動会よりも受験を優先させることで、受験勉強の時間を増やすことができます。

学校の補修・改修工事

学校の補修・改修工事は、年度による予算の関係で、夏休みか夏休み明けからの工事が多く、工事でグラウンドを使うことになれば、運動会が開けなくなる可能性があります。

都心部の学校は運動場が狭いことが多いので、深刻な問題でもあります。

運動会の時期を春(5月)に移行するデメリット

運動会の時期を春に移行することでデメリットも出てきます。

5月の運動会は好条件なことが多いですが、地域によっては梅雨の時期に入っているところもあります。

雨が降ると延期せざるをえなくなるので、日程が変更になる可能性が高くなります。

延期することで、都合が悪くなり、参加人数が減ってしまうこともあり得ます。

また、5月は1年で最も紫外線が強いので、女子にとっては大変です。

運動会の時期を秋から春にすることは、メリットとデメリットがありますが、春に運動会を行う学校が増えているという事は、春に行う方が多くの人にとってメリットがあると言えそうです。