学校が行っている運動会の熱中症対策

最近では、暑さ対策として5~6月に運動会を行うケースが増えています。

しかし、真夏に比べて暑さに慣れていない時期なので、実際は熱中症の危険性が高まります。

この時期に、運動会の練習中に子どもたちが熱中症になり、救急搬送されたケースも各地で出ています。

5月でも全国的に気温が上がった日には、各地の小学校で熱中症とみられる被害が相次ぎました。

そんな中、最近全国の小中学校で、午前中もしくは昼食時間を設けずに午後の早い時間に終了する半日運動会が広まっています。

教科の授業時間確保や熱中症対策などを理由に午前中で切り上げる半日運動会は、お弁当なしの運動会となります。

中には、綱引きやリレーなどの定番種目を廃止する学校もあります。

子どもの熱中症予防対策

普段の生活の心がけ

熱中症対策となるのは、健康な体づくりをすることです。早寝早起き、栄養バランスの取れた食事、適度な運動をしましょう。

毎日の食事や生活習慣で体調を管理し、十分な睡眠をとりましょう。

急激な気温の変化に注意

熱中症の事故は、急に暑くなったときに多発しています。梅雨の時期に急激に気温が上昇した日や梅雨明けの蒸し暑い日などに事故が起こりやすいです。

体温調節には、暑さへの慣れが影響します。急に暑くなったときは運動を減らし、暑さになれるまでは、軽い運動から少しずつ増やしていくようにしましょう。

汗で失った水と塩分を補給する

汗は体から熱を放出し、体温が過度に上昇するのを防いでくれます。しかし、失われた水分を補給しないと脱水になり、運動能力や体温調節能力が低下するので、暑いときはこまめに水分を補給しましょう。

汗をかくと塩分も失われます。塩分が不足すると熱疲労の回復が遅れます。水分の補給には0.1~0.2%の食塩水が有効です。

体調を整える

どうしても具合が悪い場合は、無理をしないことが大切です。

少し具合が悪いけど運動会に行くという場合は、必ず運動会が始まる前に担任の先生に自分の体調を伝えるようにしましょう。

体調が悪いと体温調節能力が低下し、熱中症を引き起こします。かぜ、発熱、疲労、下痢など、体調が悪いときは無理に運動しないようにしましょう。

暑さへの耐性には個人差がありますが、暑さに弱い人はとくに注意が必要です。

学校での熱中症死亡事故の7割は肥満の人です。持久力の低い人は循環機能が低いので暑さに弱く、体力の低い人、暑さに慣れていない人、熱中症にかかったことがある人も暑さに弱いと考えられます。